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| 大野山へ |
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会場でご一緒したKatさんの車に同乗させて
もらい大野山に向かう。
今年の道行きは大野山でも行われる
(2012/05/03)。
大野山(タケ山)には神明社の古里でもある
「古宮」さんがあるからだ。 |
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| 大野山イヌクビリ |
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素晴らしいロケーション |
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神明社の古宮
” ここタケ山の森の中にある祠は「古宮」と呼ばれ、神明社がかつて祀られていた所である。
昔、このご神体をふもとに移そうとしたところ、現在の地まで行くとどうしても動かなくなってし
まった」ため、そこへ祀ったと伝えられている。神明社に伝わる「お峯入り」にとって、ここは
古里と思われる場所である。
この山は共和財産区の所有地で、昭和33年頃植林され、周りが牧草地に変わっても、
ここは鎮守の森として残され、大野山の龍集権現とともに、山頂から共和を見守っている。
平成24年10月14日 神明社 ”
説明看板より |
| 古宮さん |
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| ●道行き(大野山) |
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| 天狗 獅子･･ |
おかめ 先払い 山伏･･ |
笛 太鼓 歌･･ |
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| 棒振り・・ |
台弓 奴・・ |
万燈 ほろかご 弓 先箱･･ |
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| 道行きの行列は･･ |
練り歩きながら進む･･ |
古宮さんに向かって･･ |
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| 山を下り神明社へ |
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次第に小さくなっていく幟や万燈になぜか
胸がキュンとなった。
遠い昔に見た似た風景を思い出したから
かもしれない。 |
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| 演者も観客も･･ |
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山を下って神明社へ･･ |
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| 杉林を下れば･･ |
神明社 |
神輿も拝殿前に･･ |
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| ●道行き(入場) |
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| 天狗 獅子 おかめ 先払い 山伏･･ |
まとえ 笛 太鼓 歌･･ |
まとえ 棒振り 台弓･･ |
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| 弓･･ |
奴(奥)･･ |
供物 国見役(手前)･･ 万燈 ほろかご(奥)･･ |
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| ①みそぎ |
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| お払いをして |
四方を浄め |
納める |
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| ②満月の歌 |
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| 満丸に･･ |
おれやーる･･ |
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| ③棒踊り(1) |
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| 一列になり･･ |
天を突き･･ |
地を突く |
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| ④鹿枝(かしえ)踊り |
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| 踊りながら･･ |
大名行列のように･･ |
練り歩く |
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| ⑤棒踊り(2) だんだん早く |
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| 一つの円を作り |
(１)より早く |
ハー ハッハッ・・ |
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| ⑥修行踊り(演者は人遠地区のみ) |
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| ほら貝を吹きながら入場 |
印を切る |
天を突く |
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| 印を切る |
印を切る |
ほら貝を吹きながら退場 |
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| ⑦歌の山 |
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| 囃子の合間に即興的な詞が続く･･ |
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| ⑧四節踊り(演者は鍛冶屋敷と都夫良野地区のみ) |
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| 巡視 |
領内を見回す |
蹴鞠 |
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| 蹴鞠 |
一つに集まり･･ |
奉納 |
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| ⑨棒踊り(3) |
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| 二つの円を作り |
テンポを上げて･･ |
激しく棒を振る |
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| ⑩五色踊り |
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| 滑稽な･･ |
動きの中に･･ |
願いを込めて踊る･･ |
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| ⑪棒踊り(4) |
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| 激しい棒の振りと･･ |
動きが･･ |
ピタッと合った！ |
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| ●道行き(退場) |
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| 5年ぶりの･･ |
お峯入りも･･ |
盛大に終わろうとしている･･ |
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高杉大神宮とお峯入り
昭和28年、県無形文化財の選定に際して調査された永田衝吉先生は、この踊りは修験の
紫灯行事を中心とする芸能で、修験者、又は山岳宗教の信奉者によって創始されたもので
あろうとの考証です。
皆瀬川にそそり立つ高杉山の麓から古道を辿り、大神の故地を訪えば、尾根は峻立して
苔滑らかに、その昔、山伏行者達の荘厳な峯入りを思わしめ、修験者達の天地に在りては
五穀豊穣を、人に在りては息災の祈りをこめて、巌に焚かれたであろう紫灯護摩の焰の神
事が思い浮かばれます。
足柄乃文化第13号 高杉大神宮とお峯入り(二) 岩本正夫氏 より |
| お疲れ様でした･･ |
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全てが終わろうとしているとき肩をたたかれた。振り向くと沢登り教室などでご一緒だったNozさんだった。
「えーっ、来ていたの？」
思わぬ再開に驚く。でもNozさんはボクがこの祭に来ることを予想していたようだった。
「鷹取やクライミングでもがんばろうね！」。来年の約束までして別れた。
不定期に行われる「山北のお峯入り」。霊気溢れる山の中でも見ることができて良かった。
神奈川県内でもっとも小さな集落が県内で最も規模の大きい民俗芸能を維持し続けている！
山あいに点在する旧共和村の集落。集落と集落は道で結ばれていた。
その道を介して人々の心を一つにまとめているのがこのお峯入りであったに違いない。
(ムラの守り神が)「山頂から共和を見守っている」・・・象徴的な言葉だと思う。 |
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参考資料
山北のお峯入り：パンフレット
山北町ホームページ：山北町の重要無形文化財より「山北のお峯入り」
朝日新聞：2012/07/13、2012/10/07、2012/10/16
足柄乃文化第13号：高杉大神宮とお峯入り(一)、高杉大神宮とお峯入り(二) |
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| 「富士･箱根・丹沢･道志 ｉｎｄｅｘ」のページへ |
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