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| 何日ぶりだろう、山へ行くためにバイクを走らせるのは…。 記録を調べたら2013/09/20の広沢寺以来、実に半年ぶり！ |
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久しぶりのバイク。 春うらうらのポカポカ陽気、 頬に受ける風の冷たささえ心地よい。 相模川河畔から見る大山・丹沢もおぼろに霞んでいる。 |
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| 相模川河畔から | ||
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煤ヶ谷の先、 坂尻から法論堂林道をわずかに進み、 公衆トイレの脇からみやがせみちに入った。 簡易ゲートの前に9時30分。 すぐ脇の空き地にバイクを停めた。 |
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| みやがせみちへ | 簡易ゲート(石段の上に石仏群) | |
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バイク支度から山支度へ。 それからゲート手前の石段を上がり、 道祖神や馬頭観音、青面金剛像…に挨拶。 明治や昭和期に造られた石像の中に ｢寛政｣(1789〜1801)と読める石像もあった。 200年以上昔からムラを守っているのだ。 |
| 青面金剛像や… | 双体道祖神や… | |
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正面に鐘ヶ嶽、右に辺室山を見る。 芽吹き始めの淡い緑の中に ヤマザクラの淡いピンクや ミツバツツジのムラサキや 植林された杉や檜の濃い緑や 多種多様な色が入り混じって ボワーッとかすむような風景。 |
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| 鐘ヶ嶽方面 | 辺室山方面 | |
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| ヤエザクラ(?) | シダレザクラ | 県道を横断して… |
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辺室沢に沿い 民家の脇を抜けて上へ向かう。 舗装路が右に大きくカーブする 頂点の先に 「加藤林業事務所」の 立派な門柱が見える。 |
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| 舗装路がカーブする先 | 立派な門柱 | |
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門柱の先で路は再び二分する。 正面が辺室林道。 入ってすぐは、落ち葉の敷き詰められた歩きやすい路だった。 |
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| 辺室林道へ | ||
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何ヶ所かに倒木があった。 処理もされずに放置されたままだったが くぐったり乗り越えたりすれば通過に困難はなかった。 |
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| 倒木 | ||
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小沢を横切る付近では道型が崩れていた。 だがその先には石垣で補強された道が見え、難なく通過することができた。 |
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| 崩壊 | ||
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ウン？ ここはかなりザレている。 丈夫そうな枯れ枝を拾い ストック替わりに山側に突き、 バランスをとりながら慎重に超えた。 振り返り、華厳山〜煤ヶ谷高取山の 柔らかな稜線を見た時ホッとした。 だが安心するのはまだ早い。 |
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| ザレ | 華厳山〜煤ヶ谷高取山方面 | |
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植林帯に入った。 尾根の出っ張り部分の道型ははっきりしている。 谷側の凹み部分は石垣を残して大きく崩れている。 石垣を目標にしながら慎重に進んだ。 |
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| 植林帯 | ||
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奥に道路補強の石垣が見える。その上に土砂が積もっている。 手前はザレた斜面で左は深い谷だ。 越えて行けないことはなさそうだけれど時間がかかりそうだ。 少し引き返し、尾根の出っ張りから唐沢林道に上ることにした。 |
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| 土砂崩れ | ||
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木の根につかまりながらの急登。 ガードレールが見えてきた。 あと少しだ…。と思った手前に 植生保護柵が張り巡らされていた。 保護柵を回り込むようにして上を目ざす。 |
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| 急登 | 植生保護柵 | |
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周囲には冷蔵庫やクーラー、テレビ…。 大型ごみが散乱している。 そして何と、 車まで捨てられていた。 …こんなものまで捨てる 人の心が理解できない。 |
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| 大型ごみが散乱 | 車まで！ | |
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唐沢林道に出る。 前回(2014/03/23)下りに使った道を 今回は物見峠に向かって歩いて行く。 |
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| 唐沢林道 | 物見峠 | |
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| 辺室沢源頭部の雪渓 | 物見隧道を抜けて… | 物見峠へ |
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11時20分物見峠。 ベンチの上にかかるキブシが満開。 辺室沢の作る渓の先に煤ヶ谷高取山〜華厳山、更に奥に荻野高取山も見えた。 |
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| 物見峠 | ||
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黒岩方面への入口には”崩壊しているため通行できない”旨の立札がある。 札掛物見峠線の黒岩〜物見峠区間が通行禁止になったのは2006年4月10日。 ボクが最後に歩いたのは2006/05/04。その時にもすでに崩壊が進んでいた。 これから先は自己責任で歩くことになる。 |
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| 黒岩方面は通行禁止 | ||
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経路に入るとすぐに 斜めに傾いた木橋が見えた。 更に進むと 道型も見えないほどザレた斜面が見えた。 |
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| 傾いた木橋 | ザレ斜面 | |
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尾根を回り込むと植林帯に変わる。 経路が見えたのはほんのわずかな距離。すぐ先で再びザレた斜面に出る。 |
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| 道型もはっきりしない | ||
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古いロープがあり、左下に崩れた木橋が見えた。 ロープに沿ってザザッと下る。 下流方向に進むと雪が残っていた。ズボッと沈む腐れ雪だった。 |
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| 腐れ雪 | ||
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右岸に上がると比較的はっきり経路が見えた。 木橋もあったが上を渡る気持ちにはなれない。 山側を大きく巻いた。 |
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| 木橋 | ||
この先、崩れた木橋を何か所も見ることになる。 |
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| 崩れ落ちた木橋 | ザレ斜面の木橋 | 左岸の経路は歩けない |
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この木橋も川床に下り、横に見ながら越えた。 | |
| いつ崩れても不思議ではない | ||
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| もう朽ちかけている | 完ぺきに落ちて… | 苔まで生えている |
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補修されなくなった木橋は全く当てにならない。 だがこの付近は川床が浅いし川幅も比較的広い。 木橋を使わなくても右岸左岸と適当に歩くことができる。 そして何より安心なのは、左岸のすぐ上に常に唐沢林道が見えている。 |
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| 上に唐沢林道 | ||
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もちろん、経路がはっきり見える個所もある。 驚くことに所々に立派な道標を見ることもある。 造られたばかりのようにくっきり読める道標が。 |
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| 立派な道標も… | ||
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左岸にトヨアラシノ沢を見る。 沢の水量も次第に増してくる。 大きな岩が見えるようになってきた。 |
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| トヨアラシノ沢と合流 | 大きな岩が目立つ | |
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左岸に渡り「黒岩1.3km 物見峠1.6km」の道標を見送ったすぐ先、 深い釜を持つ2mほどの滝の落ち口に出た。丸渕だ。 一時期砂に埋もれたこともあったけれど、 ＭＫさんたちによる 2009年10月以降2013年03月までの足かけ3年と5ヶ月、 全22回にも及ぶ丸渕再生の活動と自然の回復力により 元のような深い釜と碧い水を湛えていた。 |
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| 丸渕 | ||
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丸渕： 清川村地名抄には次のように書かれている。 ”（一の宮沢の)入口は「丸渕」の地名で、 深さが二米、巾が四米もある丸い自然の穴に なっているからの名であろう。 このあたりは唐沢で一番大きな渓谷となっている。” |
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| 丸渕(撮影は2006/05/04) | ||
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丸渕の下は深い釜を持つゴルジュ。 その上の登山道は大きく崩れていて 通行不可に見える。 12時30分だった。 丸渕や周囲の風景を観ながら 昼食休憩にした。 |
| 登山道は… | 通行不可 | |
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| 丸渕の下は… | 深い釜を持つゴルジュ | |
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昼食後、 物見沢と一の宮沢の中間尾根を登ろうとして仕事道のあることに気が付いた。 右岸沿いの仕事道は一の宮沢方向に延び、その先に何段もの小滝が見えた。 家に帰り清川村地名抄を見ると 上流にはハラスリ、ジゴクダニ、尾根にはキンヒヤシとかウマの背とか… 呼称が書かれている。 鍋嵐山の周辺はそんな名がつくほど険しいのだ。 |
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| 何段もの小滝 | ||
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12時45分中間尾根の登りにかかる。 いきなりの急登だ。足だけでなく時には手まで動員して登る。 立ち木の所々に黄色いテープが見えた。 こんな山深い急な尾根にも歩く人は確かにいるのだ。 |
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| 急登 | ||
10分ほどの頑張りで傾斜がゆるみ、雰囲気の良い尾根の道に変わる。 |
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| 傾斜がゆるむ | ミニベンチの木 | マークがある |
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| ミツバツツジと710m | 鍋嵐山方面 | 雰囲気いいね |
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| 異種同根(仲良しの木) | モミの木 | 鹿柵が出てきた |
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気分よく歩いてきた。 だが良いことは長くは続かない。 654mを過ぎると尾根は次第に細くなる。 そして危険な急斜面にこそ、 美しい花の咲いている場合が多い。 |
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| ザレた細尾根と… | ヤマザクラ | |
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ほとんど傾斜のなかった尾根が次第に急になってきた。 幅も広くなってきた。 13時50分、ポンと飛び出したところが鍋嵐山の稜線だった。 せっかくだから…と鍋嵐山にも立ち寄ることにした。 |
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| 登ってきた尾根(振り返って撮影) | ||
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| 右にJPを見て | 滑り台のような急坂を登れば… | 鍋嵐山 |
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先月(2014/03/23)訪れたばかりの山頂。 おもちゃのパチパチ鉄砲が 木の枝にかけてあった。 木々の隙間から やはり先月(2014/03/16)訪れた 27､28号鉄塔が見えた。 |
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| 山頂標識 | 送電鉄塔 | |
今は1枚だけになったどんぐりHCの山頂標識。 ナベアラシかナベワラシか。 あらためて清川村地名抄から引用。 鍋嵐： ”68 鍋嵐(ナベアラシ) (五一六九番地) 面積九十町歩、元は唐沢山と同様入会山であった。 明治何年かに小学校を建てるのに建設資金を得るため処分されたとのことである。 ナベアラシの由緒、昔落武者が丹沢山から吹嵐の沢を登って来て、この地「けわしい峯、ハラスリ（急坂で登るのに腹がすれるの意）、 ウマの背（馬の背のようにけわしい意）唐沢側は地獄谷」に至り、食料が全部なくなり、もう鍋はいらないということで、ここで鍋を捨てた。 鍋は沢の下の方までころがっていったとのことから、鍋嵐しと名付けられた。 又この山で薪炭、木材等の業をして、もうけた人がなく、損がつきごとで、ナベッコワシ、つまり食べることができない、といったようなことから この名がつけられたとも言われている。 とにかく山全体が険しく、作業は困難な場所である。 百年近くの林になっているが、雑木林のみで、樅、栂は戦後切り出されてしまった。 「清川村地名抄」(S57年度) 71〜72p ” |
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山頂から南東方向に延びる尾根を50mほど進んでみた。 初めてこのピークを訪れた時は(2000/08/30)茅が茂り、 その向こうに三峰山や大山が見えた。 14年後の今、植林されたヒノキが茂り展望はない。 風穴沢や黒岩に向かう尾根の入口に 古びた青テープを巻き付けられた立ち木があるだけだった。 |
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| 黒岩方向に下る尾根入口 | ||
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一通りの観察が終わったら辺室山分岐に向かう。 清川村地名抄によれば「キンヒヤシ尾根道」とよばれる尾根。 その名の通りザレ気味の細い尾根の上、通せんぼの木まである。 |
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| 辺室山分岐に向かう | ||
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| 通せんぼの木(アカマツ) | 通せんぼの木(モミ) | 深い谷には雪が残っている |
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| 木の間から宮ヶ瀬湖 | 大山 | いつものお気に入り(辺室山と経ヶ岳〜華厳山) |
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お気に入り…といえば、辺室山分岐にあるこの石祠も必ず写真に撮っている。 屋根が張り出す流造りと呼ばれる形式。 入口は煤ヶ谷方面を向いている。 山の暮らしは苦労や危険が多く決して楽ではなかっただろうと思う。 山の神を建立し健康で安全な暮らしを願った人々の気持ちを 普段は無信仰の僕でも容易に想像することができる。 だから帽子をとり素直に手を合わせることもできるのだ。 |
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| 辺室山への分岐で… | ||
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辺室山に向かう。 堤川の作る谷は芽吹き始めの淡い緑に埋まっている。 雲を透かした陽が高取山〜仏果山の山腹を霞ませている。 山全体が柔らかくやさしいトーンに包まれている。 頼りげない、けれど新しい生命の始まりのような色彩が、 よちよち歩きの赤ちゃんを見るようで愛らしい。 |
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| 芽吹く生命の輝き… | ||
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| ヤマザクラと宮ヶ瀬尾根P3 | 仕事道 | 辺室山山頂(653m) |
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山頂西端に立つ。宮ヶ瀬尾根P2､P3が一直線上に重なる。 冬の、空気がクリーンな季節なら更に遠く奥多摩の山々も見える。 冬の写真(2009/01/15)は →こちら |
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| 春の陽に遠くの景色が霞む | ||
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三等三角点は 80ｍほど北東に進む。 登山道の道標から 少し外れているので 意識しなければ 見逃してしまうかもしれない。 |
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| 三等三角点は… | 右手後方・赤帽白杭の近く | |
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| 植林はよく手入れされている | 淡い緑が… | 次第に濃く変わる |
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土留めされた階段状の登山道を下る途中、単独のハイカーとすれ違った。 今日、初めての人との出会い。 若い男性だった。でも山を歩くような服装ではない。 土山峠辺りに車(バイク)を置き、新緑を楽しんでいるのかもしれない。 |
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| ハイカーとすれ違う | ||
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| 山の神 | 明治三十六年… | |
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| 続いてもう一社 | 大正十二年… | |
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車の音が聞こえ県道が見えてきた。 尾根を右に折り返し土山峠へ。 バス停の先に 停めてあるバイクが見えた。 先ほどすれちがった ハイカーのものかもしれない。 |
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| 県道が見えた | 土山峠 | |
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反対車線を少し下り仏果山登山口に入る。 最初は階段状の急坂だが、5分ほどで傾斜はゆるむ。 |
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| 仏果山登山口 | ||
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やがてベンチのある旧土山峠。 ベンチの先、 モミの木の根元に祀られている 石祠に挨拶。 明治三十六年…、 でもあれ? 屋根の向きが違っているみたい。 |
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| 旧土山峠 | 山の神 | |
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みやがせみちに入る。 法論堂川と柿ノ木平川に挟まれた なだらかな尾根の道。 轍の跡がくっきり残っている。 この道は現在も利用されているのだ。 |
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| みやがせみち | ||
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| 右に503m。以外と存在感がある | ヤマブキ | 尾根の道 |
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舗装路に変わった…と思ったら もう簡易ゲートが見えてきた。 ゲートの左･石垣の上は石仏群、 石垣の先を左に曲がればボクのバイク。 17時に近かった。 山支度をバイク支度に替える。 後は春を感じながらバイクを走らせるだけ。 |
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| 簡易ゲートの左に… | ボクのバイク | |
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