広沢寺・弁天岩
2014年07月08日(火) 



     
「広沢寺弁天岩トレーニング、いかがですか。」
五日ほど前、SACさがみの会・山田さんからメールがあった。
その日、仕事が休みの日であることを確かめ、即「よろしくお願いします」と返信した。

7月8日(火)伊勢原駅北口8時30分、山田さんの車で広沢寺駐車場へ。
良い天気だった。夏雲の下に見える鐘ヶ嶽が久しぶりで懐かしかった。  
     
     
 駐車場  二の足林道   鐘ヶ嶽 
     
  右に弁天岩が見えてきた時、
胸が何となくドキドキしてきた。

別用での資料収集や読み込みのため、
ここ半月ほど続く寝不足。
加えてほぼ1年ぶりの岩トレ。
体が反応してくれるだろうか…。 
 
弁天岩    基部へ 
     
  山田さんがおもしろい道具を取り出した。
肩の丸いペットボトルを輪切りにしたもの。

連結したロープを引き上げる時、
岩にひっかからない。
ロープ回収の時、
引く側を絶対間違わない。

手作りの優れものだ。 
 
ペットボトルを利用した…   便利グッズ
     
  いつもの右側の岩場。
山田さんとボク、SさんとKさん。二人一組で練習開始。

・リードのビレイ
・→クイックドローを通過しながらの登攀
・→クイックドローを回収しながらの懸垂下降。

アドバイスを受けながら何回か繰り返した。 
懸垂下降する山田さん 左はSさんとKさん     
     
登攀や懸垂下降自体はロープで確保されているから安心感がある。
しかしクイックドローの通過や回収がスムースにできない。

クイックドローの通過(ロープのかけかえ)を地上であらためて確認。
山田さんの手の動きが魔法のように思えた。  
     
     
左手で ロープの入り方に注目  通過 
     
     
右手で  ロープの入り方に注目  通過 
     
  ボクらが練習している更に上のハングした岩に単独クライマーの姿が見えた。

あんなところも登ることができるんだ。巧みなムーブをすごーいと思った。 
カーソルを重ねると…     
     
午後、中央スラブに移動。

Sさん−Kさん−山田さん、連結した3本のロープが次々にのびる。
ラストを登るのはボク。並行してSさんが懸垂で降りていく。
3本のロープを利用して待ち時間をできるだけ少なくするのだ。 
 
     
Sさん  Kさん  山田さん 
     
  終了点でセルフビレイをとり下を見る。

傾斜角が変わっているため登攀開始点は見えない。
安全を確保されているからこそ登ることのできるこの高さ。 
弁天岩終了点から…     
     
     
支点とペットボトル(カーソルを重ねると…)   懸垂下降   ロープの回収 
     
最後に希望してセカンドビレイを特訓。
 ・セルフビレイに体を預け、
  両手が自由に動かせるような体勢をつくる
 ・ビレイはムンターヒッチで。
  登攀者の動きに合わせてロープをたぐり寄せる
 ・たぐり寄せたロープはセルフビレイの上に振り分ける

…頭ではわかっているつもりなのに体が思い通りに動かない。
カメラを出して撮影する余裕も全くない。
傾斜の緩い岩場なのに、2〜3回繰り返しただけで大汗をかいた。  
     
  14時30分頃終了。道具をまとめて林道に上がる。
弁天岩に取り付く一組のクライマーが見えた。
離れているのにかけあう二人の声が聞こえる気がした。

久しぶりの岩トレ、久しぶりの緊張感、
寝不足もあり体の反応がだいぶ鈍っていた。

気持ちの余裕ができたらバリハイや沢にも出かけよう。
ギラギラと研ぎ澄まされた感覚、取り戻したいと思う。 
弁天岩を振り返る     
     

     
「富士・箱根・丹沢・道志 index」のページへ   Top