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| 西丹沢の奥深くへ入る時、いつもお世話していただいている鈴木先生からCDが届いた。 300点を越える西丹沢・「法行沢林道〜椿丸」の現況写真が焼かれていた。 先生は現在も林道工事に伴う自然への影響について調査を続けている。 許可を得てそのうちの何枚かをピックアップし、調査の足跡をたどりたいと思う。 |
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浅瀬： たくさんの看板が行く手を遮る。 ここより東京神奈川森林管理署管内 「立入禁止」 「この先危ない 入ってはいけません」 林道のゲートも、もちろん閉まっている。 浅瀬の番人「湯浅さん」の家も今はない。 |
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| 立入禁止のお知らせがいっぱい | 浅瀬ゲート | |
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浅瀬橋を右折、大又沢幹線林道へ。 林道の右手・大又沢の川床が浅い。 |
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| 浅瀬橋 | 大又沢 | |
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法行沢橋。 橋の向こうの広場に「治山事業」の説明板がある。 すぐ先、崩れた路肩の補修工事が行われている。 |
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| 法行沢橋 | ||
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| 盛り土が | 川に | 押し出され |
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法行沢林道へ。 直進する大又沢幹線林道から左手山腹斜面へ、 ヘアピンのように折り返して法行沢林道に入る。 |
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| 法行沢林道へ | ||
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右手山腹の立ち木に テープが巻かれている。 何のマークだろう。 どんな作業が行われるのだろう。 |
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| 法行沢林道 | 立ち木にマーク | |
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路肩に 林道新設工事起点のプレートがある。 昭和61年度 法行沢林道 新設工事起点 譲原建設（株） 平塚営林署 |
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| 林道新設工事起点の碑 | 昭和61年度工事起点 | |
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開けた場所に出る。 2013年12月21日に車を止めた集材所跡の広場だ。 8年前、モノトーンの世界だった山腹は濃い緑。藤の花が満開。 2013年01月27日に歩いた時、この先・中法行沢橋までの間、林道は大きく崩れていた。 今回ずいぶんきれいになった。 所々簡易舗装までされている。 |
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| 集材所の跡（？） | ||
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| 大雨で流された路肩や道床も、今はきれいに整備されている | ||
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林道は、着々と延伸されていく。 | |
| 昭和63年度起点 | ||
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| 法行沢に沿ったり離れたり | 水抜き | 水切り |
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平成元年度起点を過ぎ、中法行沢橋へ。 |  |
| 平成元年度起点 | 中法行沢橋 | |
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橋を過ぎ、右手山腹を見上げる。 景観に配慮した丸太を使った渓間工。 しかしその上部は 怖さを感じるほど崩壊が進んでいる。 |
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| 環境と景観に配慮しながら | これ以上の崩壊を防ぐ | |
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林道新設工事起点のプレートが見える。 ここは平成4年度起点。 上へ上へと延びる林道を進む。 右手山腹を見上げる。 尾根のすぐ下を削って延びる林道が見える。 |
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| プレートが見える | ||
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| 平成4年度起点 | 更に進む | 山腹を削って林道が続く |
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第二中法行沢橋。 2013年01月27日はここから椿丸に向かった。 今回は橋を過ぎて更に進む。 |
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| 第二中法行沢橋 | ||
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8年前 大きく崩れていた林道。 今は整備・補修されて 尾根を回り込むように 更に上へと延びていく。 |
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| 尾根を回り込む | 振り返る | |
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裸地化した山腹には、斜面の保護と緑化を促す植生マットが見える。 | |
| 斜面を見上げる | ||
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平成5年度起点のプレート、表示杭。 表示杭 法行沢林業専用道（自動車道） 幅員 三・五米 延長 三一三・三米 |
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| 平成5年度起点 | 林業専用道を示す杭 | |
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林道を更に進むと…。 驚くような光景が！ |
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| 下から上ってきて | 右手の尾根を | 大きく回り込む |
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林道の左手（南側）の尾根に 登山道と「椿丸」の道標。 |
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| 標識がある | 椿丸への登山口だ | |
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道標に従い尾根道に入る。 登るにつれて展望が開けてくる 振り返れば権現山や屏風岩山が霞む。 さっき辿った林道もわずかに見える。 |
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| 林道からの入り口付近 | ||
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| 以前、この付近はカヤトの原だった | ミツバ岳 | 世附権現山 |
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尾根に出て 右手（西方向）に向かえば椿丸。 |
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| 尾根に出て右手に進めば | 椿丸 | |
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山頂のちょっと先に進む。 大栂や甲相国境尾根、 屏風岩山・二本杉峠など 懐かしい風景が広がる。 |
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| 織戸峠・大栂方面 | 二本杉峠・屏風岩山方面 | |
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下山は上ってきた尾根を下る。 椿丸から838m（東）に延びる尾根、 この尾根から 法行沢林道へ下る尾根（北方向）の 入り口が分かりにくい。 強いて言えば折れ曲がった木が目印か？ |
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| 折れ曲がった木が目印 | 法行沢林道が見えてきた | |
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以下、第２中法行沢橋まで. 法行沢林道の現況を見たままに。 |
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第２中法行沢橋付近まで下りてきた。 | |
| 第２中法行沢橋 | ||
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法行沢林道から大又沢幹線林道へ |  |
| 法行沢林道（右上）と大又沢幹線林道（左下） | 法行沢橋 | |
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世附川流域を保全する治山事業 世附・中川国有林（約4千7百haは、世附川市流域に属し、酒匂川流域の源流 部です。地質は上流部に関東ロームをはじめとする宝永スコリアで覆われ、下流 部は表面風化を受けた閃緑岩で形成されています。一旦、小規模崩壊が発生する と更に拡大する恐れがあるため、早期に緑化を図るために渓間工・山腹工などの 治山事業を実施しています。 また、当流域は水源かん養などの目的で、保安林に指定されており、森林造成 又は機能向上を図るために保育間伐などの保育作業も実施しています。 林野庁 関東森林管理局 東京分局 東京神奈川森林管理署 |
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| 「治山事業」の説明看板 | ||
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「治山」という名目で、山の奥へ、更に奥へと延びる林道。 「保全」が目的ならせめて自然に優しい工法を、もっと。 浅瀬橋を過ぎ前を行く登山者。 浅瀬のゲートまでもうすぐ。 |
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| 浅瀬へ | ||
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