東林ふれあいの森　つるま自然の森



新型コロナウィルス、感染力がさらに強い変異株が急拡大している。まん延防止等重点措置、緊急事態宣言。「都県をまたぐ移動は避けてください」「不要不急の外出は控えてください」 …長引く自粛は「やる気」を削いでいく。慣れ？　あきらめ？　新しい何かをする気になれないし書く気力さえ薄れてきた。これはマズイ。何とか体を動かさねば。自分で自分を一生懸命奮い立たせている。公共交通機関は使わない。自分の足で歩いて行ける範囲で。 ”東林ふれあいの森・つるま自然の森”まで歩く計画を立てた。小田急江ノ島線に沿って南へ3.5kmおよそ45分の道のり。 2年前（2019.01.09）は相模大野駅南口からハナミズキ通りを南に向かった。今回は相模緑道緑地～水道みちを歩き、江ノ島線踏切を越えて「森」に至る。



	相模緑道緑地に出て小田急小田原線の踏切を越える線路の先に見える林が林間公園。公園の一角に東林ふれあセンターがある。（コロナの為休館中）。
小田原線を越える		相模緑道緑地と林間公園

	毎週金曜日午前中、この林でターゲット・バードゴルフが行われている。雑木の間を縫うようにコースが設定され、傘を逆さに立てたようなホールに向かって羽付きボールをショットする。ホールインするまでの打った回数が少ないほど良いのはゴルフと同じ。水曜日の今日、見えるのは散歩する人だけ。新緑の清々しさを横目にそのまま緑道緑地を進む。
林間公園

	相模緑道緑地。植え込みの木々が緑道を覆う。濃さを増した木陰は緑のトンネル。
緑道緑地は…		緑のトンネル

	きれに手入れされている花壇。とりどりの花が目を楽しませてくれる。名前が分かるともっと楽しいのに…とスマホを向ける。グーグルレンズがいくつかの候補をあげてくれるがそれでもはっきりしない花が多い。
ツルニチソウ


オオツルボ	コデマリ	マツリカ


サルビア・ミクロフィア	カタバミ

	緑道は林間第4公園で水道みち、すぐ先でシャンテ大通りと交差する。緑道はその先に更に続く。
シャンテ大通りと緑道		緑道の続き

	東林消防分署入り口の信号を渡って続きを進む。緑道にはパーゴラやベンチがあり、休んでいる人をたまに見かけることもある。すぐわきの家々の軒先や庭の花や木々も目を楽しませてくれる。
両脇に民家やアパート

	小田急江ノ島線手前の道路を右へ。中央分離線のないやや狭い道を 400mほど進んだ先の信号を左折。すぐ先の踏切で線路を越える。
林間隧道		小田急江ノ島線を越える

	踏切を越え、右手線路沿いに進む。東林ふれあいの森は目の前。雑木林の中に延びる散歩道。木々の緑や野鳥の声を聴きながら散策。心が和らぐ散歩道。
線路沿いに進むと…		東林ふれあいの森

濃い緑の中に黄色い花が目に入った。近づくと、ここにも、あそこにも…。「キンラン」と書かれた説明看板があった。以下引用

	「キンラン」は大事に見守りましょう！　ことしも「キンラン」との出会いの季節がやってきました。晩春の森をかざる貴婦人「きんらん」はこの森に自生する貴重な山野草で「絶滅危惧種」にも指定されています。　キンランは自分の種だけでは発生できず、地中の菌根菌と結びついてはじめて発芽するとても増えにくい植物なのです。毎年一本一本の個体に番号をつけて保護を続けてきた結果、少しずつ増えてきたのです。　園芸用に掘っていくこころない人がおりますが、自家で育てることはまづ困難です。この森に自生する山野草はこの森の中で自然の姿を楽しんでほしいものです。　どうか皆さん「キンラン」を大事に見守ってください！　　　　　東林ふれあいの森を愛する会　　　　　（相模原市）水みどり環境課



自粛・自粛で下を向きがちな世の中、この一角がポッと輝いているように感じた。

	通路が相模原市と大和市の境界になっている。東林ふれあいの森（相模原市）は雑木林で明るい印象、つるま自然の森（大和市）は常緑樹が主体で深い森の印象。
相模原市(左)と大和市(右)の境界

	つるま自然の森。散策路に入る。深い森、むき出しの根、ひだまりにクサイチゴ、シャガ。一瞬、山の中を歩いているような気分だった。
深い森


?き出しの木の根	クサイチゴ	シャガ

	この森に来た時、必ず座る「お気に入り」の場所がある。一つはヒノキ林の中にある手造りベンチ。もう一つは芝生広場にあるテーブルベンチ。
ヒノキの林		芝生の広場

風や野鳥のさえずりを聴いたり陽のぬくもりを感じたりしながら、ボンヤリ過ごす時間が好きだ。

	帰りはゴルフ練習場と東林中学校の間に出てから水道みちに入る。水道みちは小田急江ノ島線に突き当たるまで、脇に相模緑道緑地が平行する。
直進は相模大野駅へ		水道みち

	線路に突き当たったら右折、線路に沿って東林間駅ー相模大野駅へ。
小田急江ノ島線		相模大野跨線橋



この日、首都圏４知事の新型コロナウィルス対策を話し合うテレビ会議が開かれ「１都３県には遊びに来ないで」などと呼びかける共同メッセージが発信された。 …それでも五輪を開催し、選手やコーチ・関係者を招くの？目標に向かって頑張っているアスリートの姿に励まされている。けれど医療現場が悲鳴を上げている今の状況で、心からオリンピックを待ち望む気持ちにはなれない。



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