360度 展望が素晴らしい
JR初狩駅−高川山−富士急禾生駅
2002年1月2日(水)


富士山を見る




 1月2日(水)、富士山の展望を期待して「高川山〜九鬼山」に出かけました。
 高川山から見る雲のかかった富士山や道志方面、九鬼山からの大菩薩〜中央線西の山々など展望は素晴らしかったのですが、馬立山を過ぎた辺りから吹雪に出会うという自然からのお年玉(?)までつく山行となりました。

 ここでは、初狩駅〜高川山〜禾生駅までを紹介します。


【登山日】 2002年1月2日(水) 晴れ 一時吹雪

【マップ】 昭文社エアリア「高尾・陣馬」

【行 程】 JR初狩駅8:25…椎茸栽培場8:45…高川山9:35/10:10…
      古宿10:55…富士急・禾生駅11:10

【メンバー】 単独




 6時ちょっと過ぎに家を出る。町田−八王子−高尾と乗り継いでJR初狩駅に着いたのは8時23分。

 中央線車内は空いていたが、この時刻乗客のほとんどは登山姿。

 初狩駅で降りたのは十人ぐらい。空いている車内で支度を整えてあるからすぐに歩き始める。
駅前の道標に従って右に進む


 駅前の道標に従って右に向かう。中央線のガードをくぐり細い川を渡ればすぐに自徳寺。左に進み霊園の縁を回り込むように登っていく。

 霊園の上部から振り返ると滝子山や鶴ケ鳥屋山が見事な山容を見せている。
鶴ケ鳥屋山が見事な山容を見せている


 寒馬沢を過ぎ、周りにヒノキが植林された舗装林道を淡々と進む。林道が右にカーブするあたりで舗装は切れ普通のジャリ道になる。8時45分椎茸の栽培場。すぐ手前に小さな広場があり2〜3台の車が止めてあった。


 真っ直ぐの道は沢沿いの道。左に向かう登山道の入り口に看板があった。

「高川山へようこそ ここよりの登山ルートは途中に落石に遭遇する場所がありますので川添へのルートをお薦めいたします。」

 ・・・先週(12/23)このルートを歩かれたリブルさんのレポがある。大丈夫だろうと山道に入る。
椎茸栽培場の脇に登山口がある


 入ってすぐはアカマツとササ、すぐにヒノキなどの植林帯に変わる。

 道はよく整備されていて歩きやすいがかなりの急坂だ。お正月のビールが汗となってしたたり落ちてきた。

 9時5分男坂と女坂の分岐に出る。女坂は山腹をゆるく巻いているが少し遠回りになりそうだ。男坂に入る。
男坂女坂の分岐


 小さな尾根の急坂をジグザグに登っていく。大きな岩の左を巻くとロープのある急坂になる。このロープ、登りの時は使わずにすむが下りの時にはありがたいだろう。

 9時20分女坂と出会う。振り返ると木立の間から真っ白な富士山が以外と近く見えた。
ロープもある急登だ


 左手に採石場の柵を見ながら少し登るとササと雑木の快適な登山道になる。

 「羽根子山−屏風岩を経て初狩駅 約2時間」の写真付き看板を右に見送れば山頂は近い。
笹と雑木の快適な尾根道を行く


 9時35分高川山。360度素晴らしい展望だ。

 やっぱり目に付くのは富士山。山頂に雲がなければ申し分ないのだが・・。

 あれは今倉山、あれは御正体山、あれは鹿留山、あれは三ツ峠山、あれは・・・。中央線沿線の山々はもちろん道志や小金沢連嶺・大菩薩方面もバッチリだ。地図を取り出して山座同定に忙しい。

 これから進む九鬼山〜猿橋に続く稜線もバッチリチェック。本当は九鬼山頂で飲むはずだったビールをついあけてしまった。
高川山。360度の素晴らしい展望


 登山者が次々に上がってくる。素晴らしい展望に後ろ髪を引かれる思いで山頂を後にしたのが10時10分。

 北に3〜4分進むと古宿・禾生への分岐に出る。落葉の斜面をジグザグに下るとすぐに植林帯に変わる。
分岐を右に折れ、雑木の斜面を下る


 左右に枯沢を見る急で滑りやすい尾根を下り切った50mほど先、10時25分「中谷ルート 古宿ルート」の分岐。

 古宿に向けて杉の植林帯を下ると10分ほどで林道に出た。小さな空き地に4台の車が止めてあった。高川山は車さえあれば山頂まで1時間足らずで登ることのできる山なのだ。
次の分岐で「古宿ルート」に向かう


 林道を淡々と歩く。

 1軒家を過ぎる辺りから舗装された道に変わる。正面に今倉山があの特徴のある3つの峰をもたげている。
林道から、道志:今倉山方面を望む


 民家が増えてきたな・・と思ったら10時55分古宿の集落。

 地図と「古宿周辺案内図」の看板で確かめ、右手に進む。
ふるやど。左奥は下ってきた林道


 道が左にゆるくカーブして尾根を越えた頃(熊峠?)、前方に九鬼山や禾生の町並みが見えてきた。

 川茂橋を渡り中央自動車道(河口湖線)のガードをくぐれば富士急禾生駅。11時10分だった。
富士急・禾生駅




「九鬼山」に続く




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