菜の花・光る海・寺院 吾妻山公園/大応寺　知足院・曽我兄弟の墓 2023年02月09日(木)

2023年1月10日、朝日新聞・神奈川版の記事。 ”神奈川県二宮町にある吾妻山公園で、菜の花が見頃を迎えている。” 　今年は開花が早かったが、2月中旬まで楽しめそうだという。” 菜の花越しの富士山を見たい。天気予報で晴れそうな日を待った。 マップでコースを検討した時「曽我兄弟の墓」のあることを知った。 近くにある古刹、大応寺・知足寺と一緒に巡る計画を立てた。

吾妻山公園 大応寺/知足院・曽我兄弟の墓  クリックで拡大

天気の良い日だった。二宮駅跨線橋から青空を背景にする吾妻山がくっきり見えた。

吾妻山

駅を出るとハイキング姿の人たちが吾妻山登山口（役場口）方向に向かっていた。 ボクと同じように、「吾妻山・菜の花ウォッチング」を楽しみに来たのかもしれない。 小学校裏のゆるい上り坂を進む。「その先に吾妻山公園」のアーチと長い階段が見てきえた。

吾妻山公園（役場口）

長くて急な階段だが小さなイスもある。休みながら上り続ければ「大展望」が待っている。 入り口のアーチから3〜4分ほどで第2展望台。緩い弧を描く湘南海岸や遠く江ノ島まで見えた。

相模湾に江ノ島を望む

階段道はこの第2展望台まで。ここからは緩やかな上りのハイキング道。 両脇に咲く水仙は今が見頃。羊の群れのような緑の塊はつつじ園（花期は5月頃）。

両脇に水仙  つつじ園

浅間神社を過ぎゆるい下りに入る辺り、すれ違ったハイカーが声をかけてきた。 「もうすぐです　富士山がみえますよ」 （菜の花越しの富士山が見えるかも）期待はますます高まった。 このように見知らない人にも声をかけて励ます。 自然の大きさがきっと心を開放するんだね。 自分も、励まされるだけでなく励ます側でもありたいと思う。

浅間神社  正面にローラー滑り台

吾妻神社へのルートは通行止めになっていた。管理棟を経由して山頂に向かう。

管理棟（左）  山頂（展望台）へ

ひと登りで山頂。吾妻山のシンボルツリー「エノキ」が迎えてくれる。 以下説明板からの引用 エノキ：ニレ科　エノキ属 分布＝本州〜九州、朝鮮　中国 実は食べられる　野鳥も好み、方々に運んでゆく 材は建築や器具などに利用する

吾妻山のシンボルツリー「エノキ」

展望台に上がる。期待した菜の花畑越しの富士山は…。 その方向にだけ雲がかかり、山頂直下のすそ野が見えるだけだった。

矢倉岳と富士山

くっきりした富士山を見ることのできなかったことは残念。 けれど菜の花越しの「光る海」、「丹沢の山並」を十分楽しめたことに満足。

菜の花畑と光る海

菜の花畑と丹沢山塊

もう一度シンボルツリーを振り返り、山頂を後にして中里口に向かった。

シンボルツリーと光る海

ゆるい下り坂。もう午後の時刻だが上ってくるハイカーが何組もいる。 トレッキングポール利用のハイカーも数組すれ違う。 （ボクとおんなじだ、がんばってますね）。笑顔で会釈を交わす。 車止めのゲートを過ぎ、集落の中を下っていく。 道の傍らにある梅畑が見頃。

梅畑

満開

曽我梅林の「梅まつり」そろそろ始まっているかな。 機械があればでかけよう。「特別な場所」も確かめたいし…。 *特別な場所：富士山-矢倉岳が重なって見える地点

吾妻山公園 大応寺/知足院・曽我兄弟の墓

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